どうも草創です。

今回は「ロマンシング・サガ２」について語りたいと思います。

「ロマンシング・サガ２」はフリーシナリオを前作とは違う形で発展させたRPGです。

前作は主人公の視点でストーリーが進んで行きましたが、本作は違います。

本作は歴代の皇帝となり、1000年以上の永きに渡って自国を発展させていく作品です。
故に、世界各国を属国として治めていく事が目的となります。

しかし、それはあくまで外形であって、主軸となるストーリーは別にあります。

伝説上に「七英雄」という世界の救世主が存在します。

その伝説が語られる時代から永い時が流れ、国々が割拠して乱れ、モンスターがはびこる混沌としたこの時代に、彼等は再び現れるのです。

しかし、主人公の初代皇帝は、現れた七英雄の１人に自国を明け渡す事を拒否したため、殺されてしまいます。

この物語は歴代皇帝とその家臣達が、永遠に生き続ける七英雄と闘う様を描いた群像劇でもあるのです。

国力を高めて自国を強靭にし、属国とした国々の力を結集して七英雄に挑むのです。
決して皇帝１人の力ではありません。
壮大な物語です。
壮大であっても鈍さを感じる事無く、純粋に楽しめます。

また、音楽、シナリオ、ゲームバランス、全てに於いて非の打ち所がありません。
作品としての魅力が違います。

スーパーファミコンにも僅かしか無い、屈指の名作RPGである事間違いありません。


「ロマンシング・サガ２」
1993年 スクウェア