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お笑い芸人くさわけしんたろうのブログです。 元々はニート軍団ブログでした。
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どうも草創です。

今回は「カブキロックス」について語りたいと思います。

「カブキロックス」は舞台劇をモチーフにしたSFと和風の折衷RPGです。
OEDO、KYO等地名は和風でありながら、舞台は宇宙であったりする訳です。

主人公ロックが「ロック座」を率いて、圧政を敷く天斎を討ち倒す旅に出ます。

ロック座とは単にロックの仲間の事です。
一般のRPGでパーティーにあたるのがこの作品のロック座で、魔法が歌武器、特技が十八番となっています。

打倒天斎の旅を共にするロック座には、最終的に総勢10名が加わります。

これだけ聞くと、ロックと10名が一致団結して天斎に挑む映像が頭に浮かびますが、残念ながらそう上手くは行きません。
何故なら、10名中4名は途中で死亡してしまうからです。

前向きな雰囲気の作品ではありますが、要所要所でかなり悲しいイベントが待っています。

けれども、死んだキャラクター達がゲームから排除される訳ではありません。

この作品にはイタコがいます。
イタコは死んだキャラクターを呼び出して、生きているキャラクターへ守護霊的に憑依させる事が可能です。
そして、憑依されたキャラクターは能力が増加するのです。

このシステムによって、死んだキャラクターが最後まで役割を持つ事が出来ると思いきや、実際はそうも行きません。

実はもう1つ裏イタコという職業があります。
裏イタコは敵キャラクターの霊を憑依させる事が出来ます。
そして、死んだ味方の霊と敵の霊を比べた場合、敵の霊の方が強力なのです。
特に終盤の差は歴然です。
故に味方の霊は必要ありません。
非常に悲しい結果ですが・・・

唯一の救いは、味方の霊はレベルアップするという事です。
但し、相当のレベルアップが必要と思われます。
クリアするまでにそのレベルに到達する事は無いでしょう。

そうは言っても、「カブキロックス」はオーソドックスながら、沢山のアイデアが盛り込まれた良作です。
バランスも良く、サクサク進みます。


「カブキロックス」
1994年 アトラス
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