どうも草創です。

今回は「魔天伝説 戦慄のオーパーツ」について語りたいと思います。

本作は3Dダンジョンマップを採用したRPG。
原因不明に突如壊滅した日本を舞台に、主人公とヒロインが日本各地を巡り、その謎を解き明かす物語。
全体的にやや真・女神転生の様でもある。
敵モンスターが仲間になる点も共通だが、本作はストーリー上で仲間になるモンスターが限定されている。

本作の最大の特徴は、宿屋の様な体力を回復させる施設がほとんどない事、また経験値もお金も存在しない事。
敵を倒した際に手に入る「エネルギー」を回復アイテム精製や能力値の上昇に割り当てていく。
故に宿屋も経験値もお金も必要ない。

本作は体力を回復させる施設や街が無く、ひたすら3Dダンジョンを攻略していく厳しい展開となる。
更に3Dダンジョンは全体的に薄暗く、グロテスクなモンスターだらけ。
特に敵ボスはフルCGフルアクションで、大迫力且つ大恐怖をプレイヤーに与えてくる。
厳しい、暗い、怖い、と陰のRPGの3Kを見事に満たした、非常に重い雰囲気のある作品となっている。
全編に渡って重いマラソンレースの様。
一般受けをしそうには全くありませんが、コアなRPG好きを挑戦させる雰囲気は持っています。


評価 ☆

「魔天伝説 戦慄のオーパーツ」
1995年 タカラ