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お笑い芸人くさわけしんたろうのブログです。 元々はニート軍団ブログでした。
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どうも草創です。

今回は「アルバートオデッセイ」について語りたいと思います。

「アルバートオデッセイ」はシミュレーションRPGです。

本作では、味方キャラクター達の行動と敵軍の行動を交互に繰り返す、ベーシックなターン制を採用しています。
しかし、一般的なシミュレーションRPGでは1面、2面・・と順を追って各面をクリアしていくのに対して、本作では面の概念が無く、フィールドマップ全体を巨大な1面であるかの如く各キャラクターを進軍させて行きます。
非常にオリジナルティの高い作品です。

フィールドマップでは、キャラクターの周辺を見渡す事が出来るので、道を歩いていて突然モンスターに襲われる事は無く、戦略的に移動する事が出来ます。
敵の占領する城などの周りには、露骨に10体20体の敵が配置されているので、少しづつ敵を削っていって、最後に残ったボスを全員でボコボコにするのが醍醐味です。
敵軍を倒す爽快感が抜群です。

但し、その要領で爽快にラストボスを倒しても、気分が良いのはエンディングの直前迄です。
本作では史上稀に見るバッドエンドが待っています。

主人公である勇者アルバートは親友の僧侶ノイマンと魔術士ソフィアと共に、悪の化身グローバスの復活を阻止する旅に出ます。
グローバスは復活してしまいますが、何とかこれを倒し、アルバート達は故郷に凱旋します。
王様に報告を済ませて城を出ようとした一行ですが、その途端に親友ノイマンが後ろに吹っ飛ばされて来ます。
そして即死します。
ここ迄苦楽を共にしてきた仲間なのに、死に間際のコメントは一切ありません。
アルバートが外を見渡すと、なんと画面中に、倒した筈のグローバスがひしめいています。
ソフィアの悲鳴と共に彼女の魔導の力が解放されて、集団グローバスは消滅しますが、ソフィアはピクリとも動かなくなります。
アルバートが横たわるソフィアに叫び掛けている所で、急に画面が真っ暗になり、中央にENDの文字が現るのです。
その後のスタッフロールも無く、そこでゲーム終了です。

恐ろしく不快な気分になる事間違いありません。

かなりの投げっぱなし感もありますが、次回作の布石でもあるのです。

芸術的なエンドなのでしょうか?
それとも次回作を売る為の、ビジネス戦略的なエンドなのでしょうか?
どちらにせよ、これ程徹底された感じは中々ありません。


「アルバートオデッセイ」
1993年 サンソフト
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