どうも草創です。

「ドカポン3・2・1～嵐を呼ぶ友情～」について語りたいと思います。

「ドカポン3・2・1」はRPGの要素を盛り込んだボードゲーム。
「決戦！ドカポン王国４～伝説の勇者たち～」の続編にあたります。
前作に比べて選べる主人公やゲームモードが増えました。

RPGの要素が盛り込まれているだけあって、各キャラクターに経験値やレベルアップが導入されています。
ボスモンスターを倒して町を手に入れたり、褒賞金を受け取ったりしながら、一定の期間内で最も多くの資産を築いたプレイヤーの勝利です。

本作のキャッチコピーは「友情破壊RPG」でした。
一人用でプレイするならば、シナリオを楽しんだり、洞窟でアイテム集めにいそしんだりと本来の遊び方が可能です。
しかし、２人以上の対戦プレイだと友情破壊が確かに頷けます。
町やお金が少なくてもレベルが高ければ、他のプレイヤーを殺してそれらを奪う事が出来ます。
故に気を使わないで良いのなら、これは常套手段になるのです。
また、最下位のプレイヤーは悪魔に魂を売る事が可能です。
資産を全て手放す事になりますが、正に悪魔的な力で他人をねじ伏せる事が出来るのです。
誰も得しない。他人を道連れにするだけです。
更に、戦闘に自信が無いのなら魔法を使って相手を蹴落とす事も出来ます。
遠くから雷を落としてやったり、ボスと戦っているプレイヤーを眠らせるなんてのもありです。
眠ったプレイヤーはボスにボコボコです。

考えて見ると、本作は陰湿極まり無い攻撃方法ばかりです。
ボードゲームなハズだけど、皆でプレイする事を何だかオススメ出来ません。
唯一の救いはサブタイトルで「嵐を呼ぶ友情」と自分で言っている事です。


「ドカポン3・2・1～嵐を呼ぶ友情～」
1994年 アスミック