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お笑い芸人くさわけしんたろうのブログです。 元々はニート軍団ブログでした。
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どうも草創です。

今回は「シムシティJr.」について語りたいと思います。

本作は町作りシミュレーションゲーム。
シムシティシリーズのスーパーファミコン最終作。

本作は前作「シムシティ2000」から180度方向転換した作風。
本作も前作同様斜め見下ろし型の立体マップだが、前作の様な画面スクロールやカーソル移動の遅さが気になるイライラは解消された。

本作の特徴は、ゲームシステムを簡略化し、尚且つ視覚的に楽しめる様に見せ方を絞った点。

1 本作ではお金そのものを排除し、全ての価値の単位を水と材木だけで表している。
例えば、マンションなら40本の木と2400リットルの水、病院なら32本の木と2000リットルの水という具合。
これによって、小難しい税金や収支を気にせずとも、木や水の量だけを気にすれば良い様になった。

2 人口が前作なら平気で何万人といった所を本作では数百人の規模。
その結果、前作なら大まかに住宅地区や工業地区を配置したものだが、本作はレンガの家、二世帯の家、お城などと、個別に細かく指定して配置する事が出来る様になった。
好きな家やお店を自由に配置して、視覚的に楽しむ事が出来る。
家の中からは住人が出てきて自由に歩き回るので、視覚的な楽しさも倍増する。

本作は前作の煩わしい点を改善し、システムの簡略化と視覚的な見せ方を提示する事に成功したのだが、残念ながら余りにも簡略化しすぎている感じがあるのが否めない。
簡略化しすぎた為、町を成長させる楽しみや達成感までもが無くなってしまった。
小難しすぎた「シムシティ2000」と簡略化しすぎた「シムシティJr.」、両者の中間に位置して尚且つ高レベルにバランスが取れている「シムシティー」。
本作と前作をプレイした結果、皮肉にもシリーズ最初作の「シムシティー」が最も強く輝いている事に気付きます。


評価 ☆

「シムシティJr.」
1996年 イマジニア
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