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お笑い芸人くさわけしんたろうのブログです。 元々はニート軍団ブログでした。
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どうも草創です。

今回は「あしたのジョー」について語りたいと思います。

「あしたのジョー」は原作高森朝雄(梶原一騎)、作画ちばてつやによる同名の漫画を格闘ゲーム化した作品です。

登場するキャラクターは主人公の矢吹丈、稲垣正平、全日本新人王のウルフ金串、永遠のライバルである力石徹、日本チャンプのタイガー尾崎、世界6位のカーロス・リベラ、東洋太平洋チャンプの金竜飛、マレーシアの野獣ハリマオ、WBC世界チャンプのホセ・メンドーザの9人です。

本作は非常に質感の高い格闘ゲームと言えます。
パンチが当たった際の重い手応えや、如何にもあしたのジョーらしいダウンの仕方が妙に心地良く感じるのです。
地味ではありますが、これ程までに重厚でオリジナリティを感じる格闘ゲームは他にありません。

基本的にアッパーが強めではありますが、パンチを打つタイミングと各々に適した戦法をとる事が重要なゲームです。
故に他の格闘ゲームのセオリーは一切通じず、敵の強さも容赦ないので何度もやり直して研究する事になるのです。
特にタイガー尾崎はボディーブロー連打で倒す必要があります。
恐らく、これは原作に基づいた設定で、ジョーが力石徹を殺してしまった為に、顔面を打てなくなったのを再現しているのでしょう。

他にも原作を再現している箇所は多々あり、プレイヤーを湧かせてくれます。
ウルフ金串戦では相手のパンチに合わせてパンチを繰り出す事でダブルクロスカウンターが発動し、更にパンチを重ねる事により、究極のトリプルクロスカウンターを発動させる事が出来ます。
また、ハリマオはロープを使ってジャンプパンチを打つ飛翔戦法や回転ダブルアッパー等のオリジナル技を使って来ます。
そして、やはり極めつけが力石徹との死闘です。
ノーガード戦法、ジョーのカウンターに力石がアッパーを合わせてジョーをKOするシーン、試合後の握手をする際に力石が前のめりに倒れ込むシーン、伝説の名場面が蘇ります。
もちろん比類無き格好良さです。

本作は格闘ゲームの中では異質な存在かも知れませんが、オリジナリティ溢れる上にあしたのジョーのエッセンスを要所に散りばめた、格闘ゲームの中で最もカッコイイ作品である事は間違いありません。


「あしたのジョー」
1992年 KAC
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