吉田です
裕福な家庭に育ってそうな子ども三歳ぐらいと青いスカジャン
ちょっと気になったが通り過ぎた
だが抜かれた
足が遅いので階段で

そして右に曲がろうとしたら綺麗な女の人と裕福そうな子どもと青いスカジャン
その光景はスーツ二人に軍服のような異様な光景
青いスカジャンは言った
「お母さん見つかってよかったね」

お母さんは言った
「ありがとうございます、よかった見つかってよかったよかった」
髪の薄い男は言った
「よかったよかった」
青いスカジャンはその後何も語らず去って行った
お母さんは青いスカジャンには興味をなくして子どもを心配していた
髪の薄い男はちょっとにっこりしながら
「これが大事なんだよと」
カフェに一杯やりに行くのであった

そして髪の薄い男のテーブルの前には愛する彼女ではなく、バイト先の某スーパーのビニール袋が置いてあるのであった……


完