最近目覚めが早いことに気付く
今日のスケジュールは０だ
無理矢理作らなければと思う
昨日購入したミネラルウォーターが目に入る
飲みほす…これが今日初めて口にしたものだ
毛布を羽織りながらの身体の寒さと体内に入って行く冷たい液体

中からも外からも冷たさを感じる


そうだ珈琲を飲もう
台所に向かうと昨夜調理に使用した食器や器具が流し台を占拠している…後で片さなければ

お気に入りのやかんに水を注ぎガスを付ける
温まるまでの時間が長い

カップにインスタントのコーヒー豆を入れ待つ

無駄に携帯をいじくるのが現代の風潮か…

やかんの声に足早にカップを片手に持ち台所に駆けつける

お湯がカップに注がれ蒸気が顔にあたる…温かい
そしてコーヒーが手元にやってきた
入れたてのコーヒーを見ると黒い液体のなかに白い渦が現れる
これはまるで宇宙のようだ幻想的な世界を感じる

そして私は食パンと一緒に一杯の珈琲を頂く
温かい体が温かい
なぜか心もほんの少し温かい
珈琲が飲めて私は幸せだと思った…

そして食パンをカップの上に乗せるとコーヒーの蒸気によって食パンも温かくなった…


温かい人間の側に居れば冷たい人間も温かくなるということなのだろうか…


私はどちらだろう？
そして貴方はどちらですか？


by カフェイン吉田