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お笑い芸人くさわけしんたろうのブログです。 元々はニート軍団ブログでした。
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どうも草創です。

今回は「バトルロボット列伝」について語りたいと思います。

「バトルロボット列伝」はシミュレーションRPG。
富野由悠紀氏の手掛けた7作品から、様々なロボットとキャラクターが出演します。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア、機動戦士Zガンダム、重戦機エルガイム、聖戦士ダンバイン、戦闘メカ ザブングル、無敵鋼人ダイターン3、無敵超人ザンボット3の7作品です。
沢山のロボットやキャラクターが一同に介する本作ですが、同メーカーから発売されているスーパーロボット大戦シリーズとは一線を画します。
ロボット大戦はそのキャラクター達が最初から一同に存在している世界の話ですが、本作の設定は違います。

本作の舞台となるのは惑星ウルス。
ウルスに存在するゲルスター帝国が、主人公アーク属するノルド王国に戦争を仕掛けます。
その為に戦闘能力の低いウルス人は、屈強なパイロットやロボットの力を欲します。
そこで登場するのがデュプリケーターという装置です。
デュプリケーターは異世界のロボットを中にいるパイロットごと転写する事が出来るのです。
例えばνガンダムとアムロ・レイ、エルガイムとダバ・マイロード、ダンバインとショウ・ザマ等です。
敵で言うならば、サザビーとシャア・アズナブル、アシュラテンプルとギャブレット・ギャブレー、ズワースとバーン・バニングス等です。
その様なパイロットを各国で奪い合う構図となります。

転写されたパイロットはあくまで基の人物の“写し”であり、基の人物に影響はありません。
けれども、記憶、外見、性格、その全てを完璧にコピーされた、実質紛れも無い本人であり、れっきとした人間なのです。
転写されたパイロット達は皆、唐突なその状況に困惑し、コピーである自分の存在に葛藤するのです。
あのアムロやショウ達が、原作を離れても尚苦しむ姿は、見ている者を非常に辛くさせるでしょう。
更に、その様なパイロット達はウルス人からブランチ(枝)と呼ばれ、人格を無視された、只の戦闘兵器として扱われる傾向にあります。
パイロット達は2重の苦しみを味わうのです。

主人公はウルス人のノルド王国軍人アーク・クルヴィス少尉です。
アークはブランチに理解を示し、またある時は共に悩み、最終的にブランチ率いる艦長として共に闘っていくのです。
混迷するこの世界に光を見せてくれる存在です。

本作はブランチ側とウルス側両面の立場から話が描かれ、非常に深みのある内容です。
今や遥かにメジャーとなった、同メーカーのスーパーロボット大戦シリーズと比肩されても、そのシナリオ自体は全く遜色ありません。


「バトルロボット列伝」
1995年 バンプレスト
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