帝京大学の学園祭に行く。
女学生が多く、パラダイスの様な空間だった。
女学生に勧められる度に食べ物を買っていったら、いつの間にか財布が寂しくなっている事に気づく。
恐ろしい事だが、嬉しい悲鳴だった。

しかし、自分が数年前まで大学生であり、この様な喜ばしい空間にいた事が未だ全く信じられない。
僕には大学時代の記憶がほとんどない。
友達は０ではなかったが、今でも連絡をとる様な仲の友達はおらず、四年間好きな人もいなかった。
だからなのか、日本拳法でパンチドランカーになった際の後遺症なのかは分からないが、ほとんど記憶がない。
大学を卒業したという事実もおぼろ気で、今でも大学を卒業していない夢を見る。
夢の中で現在の自分が昔を思い出し、「ヤバイ、大学卒業し忘れた」と焦るのだ。
これはかなりの悪夢である。

大学の事を書いていると、段々気持ち悪くなってくるので、今日はもう寝る事にする。