どうも、くさわけです。

今回は「ヤムヤム」について語りたいと思います。

本作はアクションRPG。
かなり異色のコンセプト。

本作の特徴

１ アクションパートは、3Dシューティングゲーム。
シューティングRPGと言った方が正しいかも知れない。

２ ゲームスタイルは、20を越えるシナリオを１つ１つクリアしていくものだが、１つクリアする度にエンディングが流れ、ゲームがリセットされて初期状態に戻る。
各々のシナリオがパラレルワールドとして存在する。
シナリオの長短もバラバラで、長い物で30分以上掛るシナリオもあれば、５分程度で終了するシナリオもある。

３ 主人公は、地底世界アサルトランドの王子マグマグ。
ミミズを食するモグラ型の少年で、地上の常識は一切通用しないキャラクター。
ヤムヤムは、マグマグの親友である丸々と太った巨大な鳥で、マグマグとの意思疎通を完璧に図る事が出来る。
シナリオパートはマグマグが進め、アクションパートはヤムヤムが闘うのだが、シナリオはマグマグのキャラクター性による理解不能な展開で、アクションはヤムヤムの行動パターンの少なさが災いしてか非常に単調なものとなっている。


本作は、シュールなキャラクターとシナリオが独自の味を出している。
それ故に全く嫌いにはなれず、シナリオがパラレルワールドになっているのが惜しく感じます。


☆

「ヤムヤム」
1995.2.17
バンダイ