10月4日

家でもんじゃ焼きを食べる。
僕はもんじゃ焼きの意味がイマイチ分からない。
まず、火は通っているけど焼いているかは疑問だし、作り方が非常に面倒くさい。
ドーナツ状の土手を作ってから、頃合いを見計らって残しといた汁を流し込むという、砂遊びの様に適当な手順で、言われたままに一応やるけど、本当に意義があるかどうかは不明だ。
この無駄に押し付けがましい作り方には、かなり抵抗感がある。
そして、出来上がりの境界線がこれまた分かりづらいのだが、いざ出来てみるとゲボの様な仕上がりで、尚且つそれを小さいヘラでつつくという、残飯をあさる野鳥の様な有り様になる。
更に、そこまでして作って食べても、お腹がまぁ膨れない。
食べた手応えがない。
おやつだと言われても微妙なラインだ。
そんな理由で僕はもんじゃ焼きが嫌いだったのだが、家で作ったもんじゃ焼きが凄く美味しかった。
今の僕は、もんじゃ焼きが好きかと聞かれれば、もんじゃ焼きが好きと答えるだろう。
意味が分からないけど好きって事があるんだね。
考えるんじゃない感じるもんじゃ、もんじゃ焼き。