どうも草創です。

今回は「ダービースタリオン96」について語りたいと思います。

「ダービースタリオン96」は競馬シミュレーションゲームです。

本作の目的は牧場の経営者になって資金を稼ぎ、より強い馬を生みだしていく事です。
調教、出走、種付け等、全てをプレイヤーが手掛ける事になります。

明確なゲームクリアは存在せず、納得のいく迄いつまでも続けていられます。
ゲームオーバーは資金が０になった時です。

前作までのダービースタリオンは、騎手や馬の名前が実際の名前をもじった仮名だったのですが、本作は何と実名になっているのがたまりません。
また、NHKマイルカップや高松宮杯等のG1も追加されています。

最初にいるのは繁殖牝馬が１頭だけです。
種を付けて競争馬を産ませるのも、セリで競争馬を購入するのも、またひたすら競馬に金を注ぎ込むのもプレイヤーの自由ですが、どちらにせよ苦境である事には変わりありません。
至福の瞬間は、その苦境を乗り越えてG1を取った時です。
G1には実在した強い馬が出走する事が多いので、その馬に勝てた時は自分が本当のオーナーになれたかの様です。
特に難易度が高いのが皐月賞、日本ダービー、菊花賞、ジャパンカップ、海外の凱旋門賞です。
尚且つ日本ダービー等は一生に一度しか出られないので、負ける訳にはいきません。
言い換えるならば、そこで勝利する事こそ本作の醍醐味なのです。

但し、どんなに強い馬を育てたとしても、レース中に事故が起きるとあっさり馬が死んでしまいます。
突然死なれた上に、お墓に流れる切ないメロディを聴くと涙が出て来ます。
シミュレーションゲームで泣ける事って、あんまりありませんよね。

ちなみに、個人的に好きな配合はパリティビット×ノーザンテーストです。
何度も日本ダービーや海外を狙いました。


「ダービースタリオン96」
1996年 アスキー